世界大学評価機関の英国クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、以下QS)はこのほど、世界大学就職ランキング「Graduate Employability Rankings 2020」のトップ500を発表しました。
それによると、トップに輝いたのはマサチューセッツ工科大学(MIT)で、スタンフォード大学は第2位、ロカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)が第3位に入りました。
QS世界大学就職ランキング2020は5つの評価項目(世界中の44,000社にも及ぶ雇用者の評価、29,000名の卒業生の活躍、主要企業との共同研究実績、企業などの学内採用活動、卒業生の就職率)を使用し、独自のデータで分析、それぞれの大学での教育が就職の際にどれほど有利に働くのか、このランキングは学生が必要としている就職に関する情報を提供しています。
2019年6月に発表された「QS世界大学ランキング2020」と比較すると、1位と2位はランクが一致してますが、3位のカリフォルニア大学ロサンゼルス校は35位、4位のシドニー大学(オーストラリア)は42位と順位が異なり、大学評価と就職に強い大学のランキングは必ずしも比例していません。中でも、アジアでトップだった6位の清華大学(中国)は、世界大学ランキングでは16位に留まっています。
日本国内トップは、東京大学の23位。これについてQSの調査責任者ベン・ソーター(Ben Sowter)氏は、「東京大学は日本国内、そして国際的にも雇用者からの評判は高い」と述べており、「QS世界大学ランキング2020」の22位とほぼ同位。2位の早稲田大学で34位(同ランキング202位)、3位の慶應義塾大学の50位(同ランキング200位)ほか東京工業大学、一橋大学なども世界大学ランキングよりも就職ランキングでより高い評価を受けており、日本の大学は就職に焦点を当ている有望な学生に新たな視点を提供しるといえます。
なお、日本国内のランキングは以下のとおりですが、タイ国内ではチュラロンコン大学がトップで、世界の151~160位。第2位はタマサート大学の171~180位。第3位にマヒドン大学(251~300位)が入っています。
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