米国の交通データ分析会社「INRIX社」はこのほど、世界38カ国1064都市の渋滞状況を分析して交通渋滞のひどさをランク付けした「INRIX 2016 Global Traffic Scorecard」を発表しました。
「INRIX Global Traffic Scorecard」は、総走行距離500万マイル(約800万キロメートル)にも及ぶ商用トラックのGPUデータなど3億件からなるビッグデータを解析して作成されています。
ただし、残念ながら日本の都市は調査対象になっていません。
2016年世界で1番渋滞がひどかった都市はロサンゼルスで、ピーク時には全時間の22%が渋滞、ドライバーがラッシュ時に渋滞に費やす時間は年間104.1時間でした。
2位はロシア・モスクワ(年間渋滞時間91.4時間)、3位=米ニューヨーク(同89.4時間)、4位=米サンフランシスコ(同82.6時間)、5位=コロンビア・ボゴタ(同79.8時間)、6位=ブラジル・サンパウロ(同77.2時間)、7位=英国ロンドン(同73.4時間)、8位=ロシア・マゴニトゴルスク(同71.1時間)、9位=米アトランタ(同70.8時間)、10位=フランス・パリ(同65.3時間)がワースト10入りです。
アジアワーストは同64.1時間でバンコクが12位。次にジャカルタの22位(同55時間)を筆頭に100位までにインドネシアの都市が5都市ランクインしています。
国別にみた場合、タイが最悪で61時間、2位は47時間でインドネシアとコロンビア、4位が米国とロシアの42時間でした。
ちなみに、ワースト25までに10都市をランクインさせている米国の分析結果をみると、全ドライブあたりの渋滞時間の割合は9%、平均的なドライバーの渋滞に遭う時間は年間42時間、アメリカの全ドライバーが渋滞で被る経済損失は3000億ドル(約34兆円)、ドライバー1人当たりの経済損失は1400ドル(約16万円)などとなっています。
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コメント
へえ意外! 最近行ってないし以前もそんな頻繁に行ってたわけではないですが、サンフランシスコとか渋滞のイメージは全くなかったですけどね。
バンコク在住時代の記憶は、ほとんどクルマの中でイライラしてた印象ばかりですわい。
<Tui☆さん>バンコクも何年も渋滞緩和のために、いろいろやってきてはいますが、多少はその成果がでてきているのでしょうか。
バンコクは12位ですが、タイ全体ではワースト1ですからね。