タイ映画「プアン/友だちと呼ばせて」<原題「One for the Road วันสุดท้าย..ก่อนบายเธอ」>が8月5日より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、渋谷シネクイントほか全国順次公開されます。この作品は『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』のバズ・プーンピリヤ監督とアジアの巨匠ウォン・カーウァイがタッグを組んだ話題作です。
本作はプーンピリア監督の半自伝的な物語で実在し若くして他界した親友に捧げている作品でもあります。邦題は『プアン/友だちと呼ばせて』。プアンはタイ語で‘友だち’という意味。余命宣告を受けた親友との友情が永遠に続くことに願いを込めた副題が添えられています。
ポスタービジュアルは、さわやかな青空を背景に、親友同士が車のボンネットに腰をかけ、肩を組んだ1枚。旅の足となる車をBMWのクラシックカーにするあたりにも監督のこだわりを感じます。さらに、「言えなかったことがあるんだ――」という過去の〈ある秘密〉を暗示するコピーが二人の絆に影を差します。
◆「プアン/友だちと呼ばせて」
One for the Road วันสุดท้าย..ก่อนบายเธอ
[監督]
バズ・プーンピリヤ『バッド・ジーニアス 危険な天才たち』
[製作総指揮]
ウォン・カーウァイ『花様年華』『恋する惑星』
[脚本]
バズ・プーンピリヤ、ノタポン・ブンプラコープ、ブァンソイ・アックソーンサワーン
[出演]
トー・タナポップ アイス・ナッタラット プローイ・ホーワン ヌン・シラパン ヴィオーレット・ウォーティア/オークベープ・チュティモン
タイ/2021年/カラー/シネスコ/5.1chデジタル/129分/字幕翻訳:アンゼたかし/監修:高杉美和
<STORY>
NYでバーを経営するボスのもとに、タイで暮らすウードから数年ぶりに電話が入る。白血病で余命宣告を受けたので、最期の頼みを聞いてほしいというのだ。タイに駆けつけたボスが頼まれたのは、元恋人たちを訪ねる旅の運転手。カーステレオから流れる思い出の曲が、二人がまだ親友だった頃の記憶を呼びさます。忘れられなかった恋への心残りに決着をつけたウードを、ボスがオリジナルカクテルで祝い、旅を仕上げるはずだった。だが、ウードがボスの過去も未来も書き換える〈ある秘密〉を打ち明ける──。
◆ほかにもタイ情報満載のブログをどうぞ ↓
にほんブログ村