タイ人画家タワン・ワトュヤ(Tawan Wattuya)さんの個展「BLINDED」が2月5日まで、 自由が丘駅前のギャラリー「DIGINNER(ディギナー) GALLERY WORKSHOP」(目黒区自由が丘1、TEL 03-6421-1517)で開催中です。営業時間は12時~20時。入場は無料です。
タワン・ワトュヤさんは1970年生まれ、国立シラパコーン大学卒業後、母国を離れ世界各国でアーティストレジデンスを経験しながら作品を発表してきました。水彩画による詩的な画風で、政治的混乱などが続くタイ社会の現状を客観的かつ挑発的な視点で描いた作品で注目を集めています。
昨年ちょうどメキシコでのアートプロジェクトを終えてタイへ帰国したワトュヤさんが目の当たりにしたのは、国王崩御を受けて「どこへ行っても、黒い服を着た人々がまるでブッダが亡くなったかのようなショックを受けて泣いている」姿だったといいます。
「これは『記録』として描かなくてはと感じた」とワトュヤさんは、動物の形を借りてタイの人々の心情を墨一色でスピーディーに描きました。
今回日本初となるワトュヤさんの個展では、そんな先が見えないタイ国民の不安な様子と、それとは対照的に自由な動物の姿とのギャップが際立つ内容となっている作品のほか、過去に発表したポルノグラフィーがテーマのポートレート作品10点も展示、今回のメイン作品の色調・黒とは対照的なカラフルな作品が並んでいます。
なお、うれしいことにシンハビール(Sigha Beer)が協賛になっているので、シンハビールが無料で飲めるようです。
また、タイ料理に魅せられて会社員からシェフに転身したアベ クミコさんのタイ料理が500円でいただけます。
芸術好きの人も、ビール好きの人も是非出かけてみてはいかがでしょう。
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コメント
個性的なタッチの画家さんですねえ。これは実物を間近で見ればもっと真価が伝わってきそうですね。
やっぱタイの方なんで、ヒツジでなくヤギになってますね!
<Tui☆さん>
なるほど、羊じゃなくヤギなんですね。
それにしても、入場無料でビールつきとは555・・・知ってもらうには、いい機会です。