家庭料理・地方料理・宮廷料理の調理技術から食材、食文化まで本場のレシピ100を紹介した「タイ料理大全」(207ページ、3,024円)が株式会社誠文堂新光社から1月10日に刊行されました。
本書には、タイで広く食べられている家庭料理や定番料理から宮廷料理まで、日本で再現可能な100の料理を厳選し、レシピとともに掲載されています。
特に、最近人気を集める東北部のイサーン料理や、北部・南部の地方料理の紹介にも力を入れているのが特徴です。
例えば、「トムヤム・クン」は、中部のココナツミルク入りと、南部のクリアスープの2種類を掲載。東北部発祥の青パパイヤのサラダ「ソムタム」は、中部で食べられる一般的なものに加え、カニの塩漬け入りのものやカノムチン(米麺の一種)入りのものも紹介しています。
監修は、株式会社スパイスロードの料理顧問であり日本にタイ料理を広めてきた第一人者、味澤ペンシー氏と、同社が展開する「サイアム ヘリテイジ 東京」料理長ヴィチアン・リアムテッド氏、「サイアム セラドン銀座店」前菜・カービングスペシャリスト、ナルナート・スクサワン氏が担当しています。
なお、本書にはタイ料理100レシピのほかに、タイ料理の歴史や北部・東北部・南部の各地方料理、バンコクの外食事情、タイのコーヒー事情やアルコール事情などに関する読み物も充実。
食材や調味料、発酵食品の情報や、カービングや飾り切り、フルーツの食べ方、ワインのマリアージュなど、タイ料理ファンはもちろんのこと、プロの料理人にも参考になる情報も載っているお得な1冊になっています。
【著者プロフィール】
▶味澤ペンシー
タイ料理研究家。株式会社スパイスロードカルチャー部門タイ料理教室講師。株式会社スパイスロード料理顧問。1967年、タイ南部のソンクラー生まれ。料理専門学校(バンコクのプラナコーン タイ カレッジ)に進む。在学中、タイ全土のカービングコンテストで2位に輝き、頭角を現す。タイ有名ホテルなどでの修行を経て、1992年、結婚を機に来日。株式会社スパイスロードに入社。1997年にタイ料理教室を開講。タイ料理研究家としてテレビをはじめさまざまな媒体に登場。百貨店催事出店時のコーデネィトなどマルチに活躍する。日本にタイ料理を広めた第一人者。著書多数。
▶ヴィチアン・リアムテッド
「サイアムヘリテイジ東京店」料理長。1970年、タイ北部のペチャブン県生まれ。バンコクの有名レストランなどでの経験を経て2009年に来日、株式会社スパイスロードに入社。2013年6月より現職。
▶ナルナート・スクサワン
「サイアムセラドン銀座店」料理長。1961年、バンコク生まれ。有名ホテルやレストランでの経験を経て2009年に来日、株式会社スパイスロードに入社。2013年6月より現職。
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コメント
味澤ペンシーさんのレシピ本は持ってるんですけど、この本も興味ありますねえ。本場のレシピはもちろんうれしいですけど、日本でどこまで実現できますかね。今どきは大抵の食材や調味料は揃うのかな?
<Tui☆さん>一応、日本でも実現可能な食材でのレシピとなっているようです。あとは腕次第でしょうか。