世界経済フォーラム(WEF)が各国・地域の観光産業の競争力を調べた「旅行・観光競争力指数ランキング(Travel and Tourism Development Index 2021)」の2021年版で日本が117カ国・地域中、初の首位になりました。タイは前回の31位から36位とランクダウンしました。
同ランキングのトップ10は以下の通り(カッコ内は前回2019年の順位)。
◇1位:日本(2位)
◇2位:米国(1位)
◇3位:スペイン(5位)
◇4位:フランス(6位)
◇5位:ドイツ(4位)
◇6位:スイス(7位)
◇7位:オーストラリア(8位)
◇8位:英国(3位)
◇9位:シンガポール(9位)
◇10位:イタリア(12位)
このランキングは、◇可能とする環境、◇旅行・観光に関する政策と可能にする諸条件、◇インフラストラクチャー、◇自然・文化資源、◇旅行・観光の持続可能性の5分野の17項目を指数化したもので、数値が高いほど魅力的であることを示す。2008年から2年ごとに発表されています。
日本は航空インフラや文化、自然資源の分野で高評価を得た一方、価格競争力や環境の持続性の面では改善の余地があるとされました。日本の総合評価は前回19年調査では4位。評価方法が変わっており、同じ基準で計算すると前回は2位。
ただ、現在の日本は「鎖国政策」とも揶揄(やゆ)される特異な入国規制を取り続け、観光業の再開はコロナとの共生に軸足を置く欧米諸国に大きく出遅れている。観光庁がようやく23日、外国人観光客の受け入れ再開に向けた実証事業の日程などを発表したところです。
一方、タイが順位を下げたのは「自然資源」が16位と上位だったものの、「健康・衛生」が109位、「人的資源・労働市場」が108位、「旅行者サービスインフラ」が110位と低評価だったためです。
そのほかのアジア諸国・地域では12位中国、15位韓国、19位香港、32位インドネシア、38位マレーシア、52位ベトナム、54位インド、74位スリランカ、75位フィリピン、79位カンボジア、83位パキスタン、84位モンゴル、93位ラオス、100位バングラデシュ、102位ネパールとなっています。
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