オランダの非営利団体グリーン・ディスティネーションは10月7日、「2020年サステナブルな目的地トップ100(2020 Sustainable Top 100 Destinations)」を発表しました。
それによりますと、タイからはナーン県の旧市街と、ルーイ県のチェンカーンがランクイン、日本からは京都市、ニセコ町、釜石市、三浦半島、白川村、沖縄県が選出されました。
「サステナブルな目的地トップ100」は、サステイナブルツーリズム国際認証の基準を取り入れ、より良い観光地づくりに努力している地域を選出する取り組みで、具体的には「訪問客、業界、環境および訪問客を受け入れるコミュニティーのニーズに対応しつつ、現在および将来の経済、社会、環境への影響を十分に考慮する観光」が持続可能な観光ということになります。
今回タイから選出されたチェンカーンは、メコン川沿いの小さな街で、川沿いのチャイコン通りにはチーク材を使ったインドシナ風のホテルが立ち並び、昔ながらの雰囲気が残っています。
一方、ナーン旧市街は、ナーン側沿いの街でランナー時代が垣間見える歴史的な寺院が点在。ワット・プーミンの壁画なども有名です。
◆SDGsとは?
持続可能な開発目標(SDGs)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。
基礎資料 ⇒ SDGsの概要及び達成に向けた日本の取組(PDF)
パンフレット ⇒ 持続可能な開発目標(SDGs)と日本の取組(PDF)
持続可能な観光 ⇒ 日本版持続可能な観光ガイドライン(PDF)