ここ数年、味噌の国内消費は微減か横ばいの状態が続ている一方、それをカバーする形で輸出が伸び続けています。
その要因は、海外での和食ブームで、日本食のレストランの数が増え続けていることに加えて、海外のセレブリティシェフたちの間では日本発のスーパーフードとして注目され、海外のフード雑誌やSNSなどでも斬新なMISO料理が目立ち、人気が高まってきています。
たとえば、酸味を効かせたナンプラーベースのピリ辛ソース、あるいはスイートチリソースで食べることが多い生春巻きですが、みそに酢やレモンなどを加えて作る和風ディップも人気があります。ヨーグルトやマヨネーズを加えて、クリーミーに仕上げることも。(上画像)
そういった背景から、味噌メーカー各社は輸出商品の開発に余念がないのが実情。たとえば、売り上げで業界3位の「ひかり味噌」は現在世界60カ国以上に輸出、イスラム圏向けの輸出にも着目し2012年、業界初のハラール認証も取得しています。
業界最大手のマルコメ(本社:長野県長野市)にしても、輸出先は北米や東南アジアなど48カ国に上り、米ロサンゼルスの工場で現地生産も行なっています。
そして、同社初の海外常設アンテナショップ「発酵らぼ(Hacco labo)」を2月22日、バンコクのドンキモール・トンロー内にオープン、発酵食品と長野県の魅力をバンコクからアジア、世界へ向けて発信していきます。
マルコメ初となる「発酵らぼ」では味噌や糀甘酒、大豆ミートといった当社商品の他、長野県内企業の商品を扱う物販スペースには試飲・試食ができるコーナーを設けます。また、味噌手作り教室といった発酵をテーマにしたイベントを行う体験型スペース、長野県の観光名所を紹介するPRスペースを通じて現地での興味喚起、理解促進を図ります。
発酵らぼ(Hacco labo)概要は以下のとおりです。
・名称:発酵らぼ(Hacco Labo) marukome×長野県(Nagano Prefecture)
・所在地:107 Sukhumvit 63, Klongton Nuea, Wattana, Bangkok, Thailand DONKI Mall Thonglor 内
・店舗面積:62.57m2
・開業予定:2019年2月22日
・営業時間:10:00~22:00
・営業内容:
●物販
マルコメ商品(味噌、みそ汁、糀製品、大豆製品)の販売
●発酵をテーマにした体験型イベント(味噌手作り教室など)
●長野県PR(観光地、名所紹介など)
●長野県企業の商品販売(月代わりで長野県企業の商品をプロモーション)
●試飲、試食
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