国際NGO(非政府組織)の国際透明性機構(TI=Transparency International)はこのほど、公務員と政治家がどの程度汚職をしていると認識されるているかを国家別にランキングにした「2019年度腐敗認識指数(CPI=CORRUPTION PERCEPTIONS INDEX)」を発表しました。
CPIは世界180カ国を対象に、10の機関が調査した13種類のアンケート調査の報告を統計処理して作成されています。点数が0に近いほど汚職が多く、100に近いほど汚職が少ないことを意味する評価で、2019年に50点を下回った国・地域は全体の3分の2以上で、平均点は43点と、前年に比べほぼ横ばい状態で推移しました。
最も清廉とされたのはデンマークとニュージーランドで87点。以下、3位フィンランド(86点)、4位シンガポール、スウェーデン、スイス(85点)、7位ノルウェー(84点)、8位オランダ(82点)、9位ドイツ、ルクセンブルク(80点)の順になっています。
主要国とアジア諸国・地域は12位オーストラリア、カナダ、英国(77点)、20位日本(73点)、23位フランス、米国(69点)、28位台湾(65点)、39位韓国(59点)、51位マレーシア、イタリア(53点)、80位中国、インド(41点)、85位インドネシア(40点)、96位ベトナム(37点)、タイは36点で101位と前年の99位から2ランクダウンしました。
以下106位ブラジル(35点)、113位フィリピン、ネパール(34点)、130位ラオス、ミャンマー、メキシコ(29点)、137位ロシア、ケニア、レバノン(28点)、146位バングラデシュ、イラン(26点)、162位カンボジア(20点)と続いています。
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