ビジネスのしやすさはタイ=27位、日本=39位~「ビジネス環境の現状2019:改革を支える研修」

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世界のビジネス環境ランキング2019世界銀行グループがこのほど発表した各国・地域のビジネスのしやすさを事業規制、制度などから評価した年次報告「ビジネス環境の現状2019:改革を支える研修(Doing Business 2019: Training for Reform)」によると、190カ国・地域中タイは27位、日本は39位にランクされました。

トップ3は前年と順位が変わらず、1位=ニュージーランド、2位=シンガポール、3位=デンマークで、以下4位=香港、5位=韓国、6位=ジョージア、7位=ノルウェー、8位=米国、9位=英国、10位=マケドニアと続いています。

10位以下のアジア諸国を見てみると、13位=台湾、15位=マレーシア、20位=モーリシャス、27位=タイ、39位=日本、46位=中国、55位=ブルネイ、69位=ベトナム、73位=インドネシア、74位=モンゴル、77位=インド、81位=ブータンなどとなっています。

また、この報告書の中では、各国政府がこの1年間で官僚主義を改め国内の民間セクターの参加を促すために過去最高の314件のビジネス改革を実施したと指摘。これらの改革は128カ国・地域で実施されたもので、雇用創出や民間投資の促進を通じて中小企業と起業家に恩恵をもたらし、今年の改革件数はこれまでの最多記録である2年前の290件を上回っています。

改革により最も改善が見られた今年の上位10カ国は、アフガニスタン、ジブチ、中国、アゼルバイジャン、インド、トーゴ、ケニア、コートジボワール、トルコ、ルワンダ。

「改革により最も改善が見られた国・地域の上位に多様な国々がランクインしたことは、規模や所得水準にかかわらず、さらにはたとえ紛争中の国であっても、国内の中小企業のためにビジネス環境を改善することが可能である事を示唆している。『ビジネス環境の現状』は、様々な状況にある政府が、景況感、イノベーション、成長、汚職撲滅に取り組む際の参考となるロードマップを提供している。」と、世界銀行のシャンタ・デバラジャン開発経済担当シニア・ディレクター兼チーフ・エコノミスト代行は分析しています。

※Doing Business 2019 : Training for Reform ⇒ PDF


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